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「王様の所に行く前に、ルィーダのマックに行くのじゃ。
お主の力になる仲間が、多分居るはずじゃ。」
ルィーダってパクリだよね?
ルイーダの酒場みたいな感じで!?
マックで仲間集めるとか魔王倒せるの?
しかも、確証ねぇのかよ……
「それと、このミシェルも連れて行くがよい。
この王国一番のヒーラーじゃ。
正直、邪魔じゃ。さっさと旅立ってしまえ。」
外道聖職者を前に行かせ、シッシッと手で追い払う仕草をする。
司祭様、気持ちは分かるけど、俺に押し付けないで下さい。
「奴隷探しの旅か、悪く無いな。
奴隷一号、馬車馬みたいに働けよ。」
目を輝かせた後、俺に向けてさらりと言うミシェル。
未だに、吊された状態だしどうにかして欲しいよ。
「じゃあ、マックに行くぞ。」
ミシェルは足元から銃を取り出し俺に向ける
「ちょ、ちょ。待って!?
いきなり勇者殺す気?
魔王の手先?」
「うるせぇ!!」
細い指が引金をゆっくりと引いた。
ダァッン!!
聖堂に、銃声が響いた。
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