逆転彼氏?貴方はどこ?私はリーマン

4/12
前へ
/12ページ
次へ
翌日、それは一瞬の出来事だった 「きゃあー!どーしたの!ゆずーすごく可愛いじゃーん!似合うー」 『…そ…そ…うかな』 「うんうん!マジで!!」 ─中谷が色気付いたー!でも前髪一つで変わるとか女怖ぇー… ─俺も告ろっかなぁ~ おいおい…それは流石に言い過ぎ…でも悪い気はしないな… 『………あっ』 「あっ…オカマ…廣瀬見て見て~ゆず可愛いよねぇー、廣瀬だけじゃなく他もほっとかないかも~」 『ちょっ!ちょっとりっこ!言い過ぎだってば!お…おはよ……う…』 「…」 無視ですかー!(二回目) 「ゆず…気にする事ないって!アイツもドキッっとしたんだって!」 『……』 挨拶も…ろくに目も合わぬまま来たばかりの教室を出ていった廣瀬 ほんの数分後戻ってきた廣瀬は 「な…中谷さん」 『……………え!? ちょっ何すんのー!いやぁちょっと止めてよっっ!…』 唖然食らうクラスメイト 「ちょっとアンタマジでゆずに何すんのよっ…」 りっこも止めてくれるけど一向に休まない廣瀬の手 「…」 『………』 「ハイ出来ました…この方が中谷さんにはお似合いかと」 『!』 何処から持ってきたのか鏡を手渡され… ワハハハッ!最高じゃーん!似合う似合う!止める事もせず事の成り行きを見てた男子 「ゆず…大丈夫……?…!ちょっと廣瀬!!!アンタ何してくれてんの!」 『……いい、りっこ!』 「で…でもっ」 『た…確かに…私のキャラじゃ…似合うわけないよ…ね…はは……は…』 ガタッ!バタバタバタ………‥ 「……ちょっ!ゆずどこ行くの!?」 「……」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加