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「……多分寝不足。…でも大丈夫。」
私がそう答えると、
沙希が眉間にシワを寄せながら私のおでこを触った。
沙希の手がひんやりして冷たい…。
「美世、あんた熱あるよ。」
沙希が自分のおでこと私のおでこを触って比べる。
「はい、保健室行き決定!」
沙希が私の椅子を後ろにひく。
「ほらっ早く行きなさい!」
香織が教室のドアを指差す。
……はあ。
「……分かったよ。」
私はしょうがなく
椅子から立ち上がり、
ふらふらしながら教室を出た。
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