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『もうなんなのー!!行ったり来たり!!』
"ニガサナイヨ…"
『…あなたダレ??』
私の目の前に居たのは10歳ぐらいの小さい女の子。
簡単に言えば市松人形かな…
"ワタシネ…ヒドイコロサレカタシタノ
ウデをモガレテー"
―ブチッ…バキバキッ―
女の子は本当に腕をもぎ始める
『いやぁ…!!』
"メモクリヌカレタンダヨー"
―グチュッ、ブチブチブチッ―
『もうやめて!!!』
本当に目をくり抜いてる!!??
神経が引き千切れる音が頭に残る…もう嫌だ…ッ
"ツギハアナタ…"
と言って私に手を伸ばしてくる…
私は怖さに負け、逃げずに目をギュッと瞑った。
?「あぶない!!」
『わわっ!!』
いきなり体が宙に上がったと思い
驚きながら目を開けると、あの時の執事さんが居た
てか…え、まさかのお姫様抱っこ…??//
?「しっかり掴まっていて下さいね(ニコッ)」
『ぇ、あ、はいぃ!!』
そう言うと全力疾走で走りぬける。
さっきから周りを見れば死神だの口裂け女だの…お化けばかり
たぶん私、この執事さんが居なかったら…きっと…
。
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