新鮮な恋(うち)を召し上がれ

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堂々と街を歩けない二人でも少しでも逢える時間を作って… その時、ほんの出来心 少し手が触れただけなのに心臓がドキドキ煩くて、些細な一言メールにでもにやけて緩む口元 その時の主婦(女)に 都合が良すぎる勝手だ、と笑われようと 何の不満もない家庭がすごく楽しく思えてきて 家族にいつも以上に優しくなんか出来たりして いつものお母さんから旦那には無くなったのだろうか…ほんの少し女に戻れる空間と言うか… 「菜々ちゃん?次行かない?知り合いがいる店なんだけど」 『え…あ…うん、いいね!行く行く!』 グラスを一気に空にする二人 昔を思いだし少しほろ酔い気分で次の店へくり出した
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