新鮮な恋(うち)を召し上がれ

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「菜々?聞いてるか?」 『…ん!あっごめん!なに?……』 「なんで俺が此処に来るの渋ってたかの話をしてたんだけど…」 …それで。あの場所に行くのを躊躇ってたんだ主人の趣味に付き添って見かけた新鮮が売りの市場 経営者が所謂、今はカタギらしいけど裏の世界に居た人、主人の仕事関係の人が同じ町内に住んでるらしい 『…でも、そんなので判断したらダメだよ』 「まあ俺は…お前が早く帰ろうって言ってきた方が驚いたけどね?」 『なにそれ!?』 「それに一回連れて来たからもういーだろうし」 だよね…店の前を通り過ぎてももう入る事はないね。二度ともう…逢うこともない、よね。
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