新鮮な恋(うち)を召し上がれ

『「かんぱーい！！」』

今日は前勤めていた職場で仲良しだった友達と久々飲みに出かけていた。
年下の彼女だけど面倒見も良く話も楽しく何よりとても気が楽

「でもホント、菜々ちゃんと久々だよね！旦那さんとは仲良くしてる？」

『もーメチャクチャ仲良いよ！愛してるもーん』

「ハイハイ！私はいつでも離婚する」

『それこそハイハイ～！』

みわちゃんは呑んで酔えば思ってもない事を口にする、だから私が酔えなくなる

「そう言えば菜々ちゃん、あの彼とはどうなったん？」

『あ、あの彼？』

「サイトで知り合ったって言う」

『あっ…あ…あの人ね、ちょっと色々あってとっくに別れたよ…それこそみわちゃんは？』

正直…振られた。って言う方が正しいけど

「…私も最近別れたんだよねぇ、離れて結構本気だったって気付いた…」

『……』

「…それからより戻してって言っても、もう新しい彼女が出来たから無理だって～」

まだ一緒に仕事してた頃みわちゃんは何故か知人の紹介で独身の男性と付き合った