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「俺に奇襲は効かないって知ってるだろ」
「何回か成功したもん！」
「２度は効かない」
ひ～さんが驚かない奇襲は、昔やった事がある物
だからなるべく新しい奇襲を考えるが、本当に効かないか試す時もある
「やっぱり凄いよひ～さん、オレは２度でも３度でもビビるし」
「性格って奴だろ、で？ 何のＤＶＤ持って来た？」
今回映画を観まくろうと計画して、ＤＶＤを持って来た
「感染、着信あり！」
「古いな」
「ちょっとお兄ちゃん逹そんなの見るの！？」
後ろで聞いて混ざろうとしてた智佳ちゃんが青ざめる
「智佳ちゃんも見る？」
「嫌！」
オレ逹は全然平気♪
「ひ～さんは？ 何か借りた？」
「バイオハザードシリーズ」
「おぉウイルスパニックか～」
「信じらんない！ 何でそんなの借りて見るの！」
「夏だし、涼しくなるよね！」
「バイオハザードは面白いぞ」
混ざるのを断念した智佳ちゃん……と思いきや
「バイオハザードは見る！」
さすがブラコン！
ひ～さんの鶴の一声に怖いのを振り切り、３シリーズを耐えきって
力尽きた……
「智佳？ 大丈夫か？」
「うん……」
「大丈夫じゃ無いでしょ、天使にラブソングでも知恵実さんから借りてホラーは休憩しよ」
「そうするか」
バイオハザードでこれだと他は無理だね
日本のホラーと外国のホラーなら日本のが怖い
「感染は智佳が寝てから見るか」
「見たがってたもんね」
「お兄ちゃん……見たいのそれ？」
「中学の時に文化祭で上映されたんだけど、途中までしか用があって見れなかったんだよ。周りで見てた女子逹の悲鳴の方が怖かった」
「珍しくひ～さんが驚いてたよね！」
オレもひ～さんにくっついて途中で退席、最後が気になる！
「理解出来ない……」
「そんな怖いなら見るなよ」
「だってお兄ちゃん見たそうだったから……」
恐怖のあまりにひ～さんに抱きつくコアラ状態
智佳ちゃんってこういう所が可愛いんだよな～
「母さんから他のコメディも借りるか」
「ホラーは良いの？ お兄ちゃん逹見たいんでしょ？」
「智佳ちゃん無理なら見れないじゃん」
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