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君との距離が
少しずつ縮まったのは
皆から嫌われていたアイツのおかげだった
アイツの話しをする事で
君との会話が増え
アイツの不快な行動から
君を守るために
君との接触が増えていったね
そうしている内に
毎日、君との距離が
縮まっていくのを感じて
嬉しかった
正直、アイツが
君の側に行くだけで
我慢できないぐらい嫌で嫌で
ずっと、アイツを睨んでたけど
アイツがそうする事で
君を守る大義名分を得られる
そんな不純な気持ちも
あの時、抱いていたんだ
どんな理由でもいい
君に近づきたい
そんな気持ちを持ちながら
まだ…
自分の本心に
気づいていなかった
いや、本能が
押さえていたのかもしれない
実る事はないからと…
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