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はぁ……まさかこいつと一緒だなんて、絶対なんか言われる……
「ねぇ……」
ほらきた……
「ん?何?」
「あのさ、私と一緒でホントによかった?もし嫌だったら先生に言って変えてもらってもいいよ」
ん!?さっきとは雰囲気が全然違うぞ!?
「いや、俺は大丈夫だ!別に嫌ではない」
「そ、ならいいわ。早く行きましょ!1秒でも遅れたら入れてあげないんだからね!」
「な!ちょっと待て!」
「キャハハ!おっさき~!」
戻ったな……いつもあんな感じでいればいいのに…って速ぇなあいつ!
何とか間に合い、部屋に入ると、最低限の物は全部あった
「あんたはソファーにでも寝なさい!わかった?」
「は?何でベッドダメなんだよ」
「な、何でってあんた!そんなに私と寝たいの!?この変態!!」
はぁ?一緒に寝る?どうゆうことだ?
とりあえず寝室を見てみた
わぁーお!ダブルベッドだ~!
「あ、あのさ、日替わりとか「ダメ!」はい……」
いいさ!ソファーは俺の友達なんだから!
「腹減ったな……なぁ紗知、なんか作ってくれよ」
「あいにく、私は作れないわ。いつも夕菜に任せてるから」
「夕菜?」
「ヤッホー!さっちん遊びに来たよ~!」
「ほらあれよ」
「あれとは失礼な!私には立派な伊達夕菜(ダテユウナ)って名前があるのです!!って謎のイケメン転校生!!」
「ど、ども……」
謎のってなんだよ
「ほら夕菜ティッシュ、鼻血出てるわよ」
「おお!すまんね!」
いろいろとにぎやかなひとだ
「そうだ夕菜、料理作ってよ」
「ごめんねさっちん、実は指切っちゃってて出来ないんだ」
「そっか……」
「あ、俺作れるけど……」
「「本当!?」」
「あ、ああ…」
食い付きいいな……
「じゃあなにがいい?」
「ケバブ!」「すき焼き」
「すき焼きか、じゃあ行ってくるわ」
「ちょっとイケメンく~ん!スルーしないで~!」
なんかかまってたらキリなさそうなタイプだな……
「そうだ、紗知!他のひとも呼ぼうぜ!」
「わかったわ、じゃ、行ってくるわ。夕菜は待っててね」
「あいよ~」
バタンッ
「ニヤリ」
クフフフッあのイケメン君と二人きり……ワクワクするわぁ!
「ハクションッう~い、風邪か?」
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