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「遅~い!!」
「おう、わり……ギャアア!目が!!失明する!!」
夕菜に目潰しをもらった
「早く行くわよ~!」
「前が見えません……」
「クフ、私が導いてあげようか?」
「遠慮します……」
うん、気付いたらラブホ……自重しますwww
「で、どこ行くんだ?」
「アメリカ」
ひっぱたくよ?
「真面目にどこだ?」
「だから、アメリカ!」
「とう!ベシベシベシベシッ」
「いった!」
デコピンを喰らわせた
フ、俺にはデコピン三連発と言う技を持っているのだよ!
「ひどい!」
「自業自得だ」
「あれ見なさいよ!」
ん?と言いながら振り向くと、アメリカと書いてあるアクセサリーショップがあった
「……………テヘッ」
「ふん!ゴスッ」
「いつ!?ちょ、角ダメ!」
「あと~、二回!」
許してぇ~!!
鞄の角を三回喰らい、アクセサリーショップもといアメリカに入り、品を眺めていた
「あ!イケメン君、あのアクセサリー、ペアルック用!!」
さいですか……ちょ、こっち見ないで!!
「クッ!負けたよ、あれだな?」
「うん、うん!」
値段は……!?9800円!?…………財布に相談だ!…………うん、ギリギリギリシャ
「これ、下さい……」
店員さん、俺の顔を見ないで!
「大丈夫ですか?」
声をかけないで!泣いてないから!
「だ、大丈夫です!」
「ハンカチありますけど……」
なんだこの店員!?ちなみに女店員だ
「あ、大丈夫です」
「てか、ぜひ使って下さい!」
………
「イケメン君~!早く~!」
ナイスだ夕菜!
「人待たせてるんで」
「分かりました、ですけど、諦めませんから!!」
何が!?
「お会計、4900円です」
え?半額?
「半額になってますけど……」
「あの人は彼女さんですか?」
「いえ……」
「よし……あおっと!大丈夫です!半額で!」
???
「ありがとうございます……」
会計を済ませたあと、夕菜のところに戻った
「はいよ、お待たせ」
「サンキュー!でもって、片方あげる!」
「まぁ、俺の金で買ったやつだけどな」
「アイムハングリー!」
「じゃああそこのレストランでも行くか」
達哉が指を指したレストランを見て、夕菜は笑いだした
「クフフフ!いいよ~!クフフフ!」
「ど、どうした?なぜ笑う!?」
「行けば分かるよ!クフフフ」
……よし、行くか!
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