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「まず一つ目!材料を間違って買っているのを教えてくれた!普通の人ならスルーですよ!」
自動発動だから仕方がないのだが……
「二つ目!!それは学校が好きそうだったから!!」
まぁ確かに好きだが、そんなに学校が好きそうに見えるのか?
「そして最後は………」
急に赤くなって黙りこんでしまった
「おーい、どーした?」
「……から」
「え?」
「……から、カッコイイから!!」
少女は大声で叫び、顔を隠してしゃがみこんでしまった
「は、はぁ…そうですか、まぁ最後のは慣れてますんで」
「え?」
少女は立ち上がり達哉の話しに耳を傾けた
「俺、よくカッコイイ、カッコイイって言われてたりして写真集やら芸能関係からオファーがくるんだけど全部断ってるんだ」
「え?どうしてですか?」少女は興味津々で話を聞いた
「本当はお金を稼げて家族を楽に出来るから、出ようと思ったんだけど、俺の親は、自分の選んだ道を行け、ただし!中途半端にするなって言われたから俺は友達を選んだんです!だから今回の学校楽しみにしてたんだ!」
達哉の話を聞いていた少女は口を開いた
「そうなんですか……でも、これであなたを連れていきたい理由が増えました!それは……あなたをもっと好きになりました!三つ目のよりも!」
「まぁ、女子校ってのはちょっと気は引けるけど、よろしくな!」
「本当ですか!ありがとうございます!!あ、私の名前は竹宮結衣です!よろしくお願いします!」
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
こうして達哉は女子校に入ることになった
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