-宿命-

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私は徳川家の城に入り 徳川家康…便りを出した本人の前へきていた 「来たか柊…来ると信じておったぞ」 家康は笑みを浮かべ私をみていた 「鬼退治をすれば願いを叶えてくれるとは誠か」 家康はしばらくして口を開いた 「もちろんだ好きな事を叶えてやろう鬼を倒せればだがな」 「鬼はどこにいる!!」 私は家康に詰め寄った 「そぅ急ぐな今行っても出会しはせんよ奴らは夜になると夜な夜な城下に現れ悪さをしていく昼間はどこで何をしているかは解らぬ」 「場所だけでも教えろ」 「紅雅丘」 家康はただその一言だけを私につげた 「紅雅丘じゃな…」 確か城下から幾寸ばかりか離れた場所にあるところだな… 私はそれだけ聞くと城を飛び出した 「馬鹿な小娘が使われている事もしらずに行きおったわい帰ってきても来なくても褒美をやる気などみじんもないのになぁ…」 徳川家の城に家康の高らかな笑い声がこだました
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