-宿命-

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時は江戸… 月の良く見える日だった… 私はいつまでここにいれば良いの… 周りを池で覆われた城にいつまでいれば良いの… 私は城から見える世界は羨ましいものばかり… はしゃぎ回る子ども達 互いに寄り添い幸せそうにする恋人達… 三人で手を繋ぎあるく親子… 私にはどれ一つとしてない… 私にこんな力がなければ… ─────────… 「良いですかな柊(ヒイラギ)様…あなたのその力は人々に害をもたらす…ここから決してでてはいけませねぞ」 「まてじぃや!!私が何をしたと言うのだ!?大丈夫だから!我慢するから!力は使わない!だからこんな所に閉じ込めないで!」 じぃやこと伊野和正はそれ以上口を開かず部屋を出て行った…
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