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縄を解いてもらった後、炎剣をパッと消した彼女から驚くべきことを言われた。
「先に言わしてもらいますが……帰る方法は多分魔法しかないかと……ですがそんな魔法は聞いたことありませんわ。」
「え?嘘!?」
帰れないってことかよ!?
「嘘じゃありませんわ。だって魔法の属性は火、水、風、闇、光しかありませんもの。大体の人は火、水、風で闇と光は極稀に、特に光は基本王族しか使えませんわ。ですから、そんな世界を移動するなんて魔法は聞いたことありませんもの。」
「ははは……ちょっと待って……」
とりあえず忠に聞こう……何か急に不安になった。まるで小さな子供が知らない町に独りで立たされた、まさにそんな感じだ……
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