~プロローグ~

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  世界は広大であった。 眼前に見えるは 連なり聳え立つ雄々しき山々の山脈に 生命の源を生み出し続ける大滝の谷 どこまでも続くは 優しく風を運ぶ大草原と 豊かな木々が生い茂る深緑の森 また一方には 無惨にも荒れ果てた荒野と 砂塵を撒き灼熱にたぎる大砂漠 遥か遠方に見えるは 果てなく広がる深く青い大海原 頭上を見上げれば それもまた、果てまでも広がるような 透き通るまでの蒼天の青空 そこはまさに自然の聖域だった。  
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