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俺はアレク。アレク・レイス 誇りたくもないが、一応この国の王子的ポジションだ。 俺の生活がいつもどおりなら、 城のメイド達を誘いお茶したり、 メイド達と遊んだり、 とメイドだらけの平和な日常を送るだけのつまらない生活だ。 だが、今日は違った。 朝っぱらからいきなり起こされ、王様(父)に呼び出された。 「父上、話とは?」 「アレクよ、お前がこの世界を救うのだ!」 「え?」 意味がわからない。 「お前は選ばれし者。世界征服を企む魔王のいる魔王城を目指すのだ!」 「父上、冗談を言うならもっとましな冗談を…」 「冗談では無いぞ!我が息子アレクよ、お前に魔王討伐の任を与える!」 父上は何を言っているんだか…? 「父上、ちょっと王道RPGのやり過ぎなんじゃ…」 「行ってくれるか?」 人のはなし聞けよ…。 「行ってくれるのか?」 なんか知らないが、目の前に選択肢が現れた。 ・はい ・いいえ 答えはもちろん『いいえ』 ・はい →・いいえ ピッ(選択した時の音) 「行ってくれるか?」 ………!?
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