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あれから何時間たったんだろうか…。
もう時間の感覚がない…。
それでも私をのせた車は走り続ける。
私の横で煙草を吸う男達。
キキィー…。
突然のブレーキ音。
ガラッ
「おら…おりろ」
ドンッ
ドサッ
押されると同時に見たこともない所に倒れた私。
ブロロロロッ
車は私を置いて走り去った。
立つ気力もない。
声をあげる余裕もなくただ涙を流していた。
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