序章:悪魔と悪夢

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 慌ててレオの横にしゃがみ込もうとするアシュレイだったが、寸前、悪魔の翼に阻まれる。 「やるんだったらそいつなんか気にしてんじゃねぇよ」  黒光りする鋭利な翼がアシュレイの首筋に赤い線をつける。  鼓動の早まりを感じつつ、アシュレイは強大な殺気に思わず後ずさりした。  しかし、闘気の満ちた視線は悪魔からはずさない。 「いつかは戦わなきゃならない沢山の人の、そして俺の親の敵(かたき)、悪魔。お前が悪魔として生まれたことを後悔させてやる」 「クククッ。……さぁ、始めようか」
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