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慌ててレオの横にしゃがみ込もうとするアシュレイだったが、寸前、悪魔の翼に阻まれる。
「やるんだったらそいつなんか気にしてんじゃねぇよ」
黒光りする鋭利な翼がアシュレイの首筋に赤い線をつける。
鼓動の早まりを感じつつ、アシュレイは強大な殺気に思わず後ずさりした。
しかし、闘気の満ちた視線は悪魔からはずさない。
「いつかは戦わなきゃならない沢山の人の、そして俺の親の敵(かたき)、悪魔。お前が悪魔として生まれたことを後悔させてやる」
「クククッ。……さぁ、始めようか」
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