伝説のコンポ坂

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「お前なぁ、コンポに小便かけたらコンポがコンポじゃなくなるやんけ!」 (おいおい小林君よ…そのキレ方もおかしくないかい? コンポがコンポじゃなくなるって…) 僕は、日常でこんなにコンポという単語が飛び交う事に対して、また吹き出しそうになった コンポという単語が一発ギャグの様な感じがしてきた 「このコンポめっちゃ高かってんぞ!コンポ壊れたらどうするつもりやねん」 (小林さん…それ以上コンポコンポ言わないでくれ 私の脳は既に、コンポという単語を認知すると、笑うという信号が送られてくるのですから) 中谷は青ざめた表情のまま小林に対し 「ごめん、弁償するわ」 と、言いながらティッシュペーパーで聖水を拭きだした 小林は洗面所からタオルを持ってきて、中谷に手渡した 「ちゃんと拭けよ」 中谷は半泣きになりコンポを拭いていた 僕と酒井はずっとうつむいていた そして中村がこの重苦しい空気を消し去る一言を… 「この部屋小便臭っ」 バフッ その言葉で酒井が吹き出した 僕はまだ必死に我慢していた すると小林が中谷に対して衝撃的な一言を浴びせた
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