伝説のラブレター

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「暇やなぁ。なんかおもろいことないかなぁ…」 学校帰りに友達の大迫が退屈そうに言う 「キノちゃん、なんかおもろい遊びないん?」 上田も退屈そうに僕に話かける 「そんなん言われてもなぁ…」 特に面白い遊びも思いつかず僕らは帰っていく 途中、小さな公園があるのだが、その横を通りすぎようとした時だった 突然大迫が 「ストッピング!」 「えっ?」 僕と上田が口をあわせて大迫のほうを向いた 「Stopとingでストッピング!」 「そんなんどーでもええねん」 上田が素でツッコミをいれた さらに大迫が 「ちょっと公園ルックしてや」 「フフッ、お前はルー大柴か?なんかあるんか?」 「あれ、見…いやルック」 「しばくぞ」 また上田が素でツッコミを入れた 僕が公園内を見渡すと一組のカップルを発見した 「大迫さん…カップルがいますね」 「イ~エス!…わたくし、今から覗き見したいのですが、お二人はどうですか?」 僕と上田は、大迫が喋り終わるまでの間に、覗き位置にスタンバイしていた 「お前らほんまもんの変態やな」 大迫がニヤニヤしながら言う そして変態トリオは覗きを開始した
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