伝説のラブレター

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「すいません。三丁目の石田さんの家探してるんですけど、知りませんか?」 !!?? 僕は衝撃を受けた 大迫とは高校に入ってからの友達だが、たった今フラれた男に道を尋ねるとは…本物のバカや。 「はっ?」 彼氏が空気の抜けた声で答えてきた 「いや、君が石田さんを知ってそうな顔してたから」 …バカだこいつは 仕方がないので僕らがフォローに回る 「ごめんなお兄さん。実はずっと見ててん」 「何があったんよ?」 僕と上田が彼氏に尋ねた すると彼氏が 「俺の浮気がばれて…」 その瞬間、3人が同時にキレるというミラクルが起きた 「浮気?あぁ?俺ら3人は彼女すらおらんぞコラ!」 「へこむ暇あったら女紹介しろ!」 「ガール連れてこいガールを!」 彼氏は、びっくりした顔をさせ、走って逃げていった 「おいエスケープ!エスケープ!」 「大迫、英語はもういいねんて」 彼氏を慰めようとした自分達に腹がたった 「あっ!!」 またしても、突然大迫が何かを閃いた顔をした
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