伝説のラブレター

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翌日学校にて… 「キノちゃん、これ見てや」 突然大迫が、手紙とヘルメットと木製の看板を僕に見せてきた 「何これ?」 「昨日言うたやろ、おもろい遊び思いついたって」 「だから何やねんて?」 「まずこの手紙に、架空の愛のメッセージを書くねん」 「はぁ?」 「そしてある男に渡す」 「…意味が分からんねんけど」 「その男とは、うちのクラスで一番モテなさそうな山本」 僕は大迫が何を言ってるのか全く分からなかった 「大迫、お前さっきから何を言っ…」 「オッケー シャラップ オッケー」 「…あのなぁ」 「早い話がな、山本に嘘のラブレターを書いて、指定の場所に呼び出して、どっきり大成功!と、書いたヘルメットと看板を出して笑おうって話や」 …僕はその瞬間に小林の悲劇のバレンタインデーを思い出した そこに上田がやってきた 「大迫、昨日言ってたおもろい遊びって…」 「おぉ!上田っちカモ~ン」 「……………」 大迫が上田に遊びの趣旨を伝える 「お前、笑いの達人やな」 「ぶへへへ~。そんじゃ早速書きましょか」
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