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僕らはあっという間に白バイに追い付かれた
僕はもうダメだと思い、中村に
「中村もう無理や!止まれって」
しかし中村は僕の呼びかけには応じず、原チャリで歩道を走りだした
白バイのおっちゃんはスピーカーごしに
「コラー!危険運転やぞ~!降りろお前ら!」
段々口調も荒くなる始末…
このままどこまで逃げ切れるかと思ったのもつかの間、原チャリのタイヤが歩道の溝にはまり僕は吹っ飛んだ
ガッシャーン!!
僕は一瞬何が起こったかわからなかった
ふと隣を見ると、原チャリと一緒に中村が倒れていた
そして僕はというと…
なんと、金網に足がすっぽりはまり抜けなくなってしまったのである
するとその瞬間、信じられない光景が!!
中村はこけるのはこけたが、ケガ一つなくぴんぴんしていて、僕の方を見て心配するのかと思いきや
「あ、足が金網にぃ」
と、大爆笑…
僕はア然としていたが、すぐに中村に
「アホかお前!早く助けろや!」
とマジギレした
中村は笑いながら僕を助けようとするが、結局僕を助けてくれたのは白バイのおっちゃんだった
そして僕ら二人は最寄りの警察署に連行された
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