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「よし、この間のテストを返すぞ~…青山~」
「はい」
社会の神山先生がテストを返し始めた
まずは順番的には小林が呼ばれるが…
神山先生が名前を呼んだ
「小……森?直哉。
小森って誰や?」
すると小林が
「先生ごめん!名前間違えたわ!でへへ~」
「小林!あほかお前は!」
クラス中が爆笑の渦に包まれた
(こ、こいつ…やりやがる。まさか名前をボケるとは)
小林がテスト用紙を持って、僕の横をすれ違う時に
「でへへ~」
と、言い残し去っていった
が、次の瞬間僕は自分の目を疑った
小林の答案用紙の点数が見えた
76点
(はっ?どうゆう事や?76点?)
「…下………木下!」
(はっ!)
「はい!」
いつの間にかに僕の名前が呼ばれていた
「…木下、お前ちゃんと勉強してこいよ」
と、小声で注意され、答案用紙を返された
そして点数を見た
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