195人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
この話は、数々の伝説を残してきた、小林の親父の伝説である…
中学三年の春
「でへへ、キノちゃん」
「ん?おぉ小林、どうしたん?」
「今日は土曜日で、学校昼までやから俺ん家で遊ぼうぜぃえ~」
「…どうでもいいけど、お前普通に喋られへんのか?」
「普通やっつ~~の」
「…分かった。とりあえず、学校終わったら行くわ」
「でへへ~、ゲーマーなろうぜゲーマー」
「…とりあえず学校終わってから話そうや」
「スーパーファミコンはお~もろいで~~」
「もうええっちゅーねん!」
「昼飯は俺ん家で食べや」
「ありがとう」
そして僕らは学校が終わると同時に小林の家と向かった
伝説のコンポ坂でも話にでたが、小林の家は銀行の寮で、父親が管理人をしている。空き部屋の一つを小林が自由に使っているのだ
「キノちゃん、今日は馬がおるから気をつけてな」
…馬
なぜか小林は父親を
あいつは人間じゃない! 馬だ!
と、いつも言っている
(じゃあ、お前は馬の子か!?)
最初のコメントを投稿しよう!