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バシャッ!!
小林が投げた水爆弾は谷口の後頭部にクリーンヒット
僕と小林が隠れた次の瞬間、校舎に怒声が響き渡った
「誰じゃおらぁ~!!!」
「…キノちゃん?キノちゃん?キノちゃんどうする?マジ切れしてますけど?」
「小林、後頭部はあかんわ」
「えぇ!?ひょっとして自分だけ助かろうとしてるんちゃうやろな?」
「あれはやり過ぎやわ小林」
「マジでゆってんのかおい!?」
「冗談やん小林~」
「…冗談にしては目がマジやねんけど?」
さらに谷口の怒声が響き渡る
「おらぁ!マジ殺したるぞ!どこにおるんじゃぁ!!」
「…キノちゃん?殺すってゆってますけど?」
「小林、谷口どんな顔してるか見てみ?」
「はぁ!?無理やって!」
「いけるいける!っていうか見てみないとマジでキレてるか確かめられへんやん」
「キレてるやろ!?絶対キレてるやろ!?あんたこの場に及んでまだそんな事言うか?」
「小林、居場所確認せな俺ら逃げられへんやん」
「……ほんま、どうなっても知らんからな?」
そう言い残し、小林は階段の隙間からそっと覗き込んだ
次の瞬間
「!!!???」
「小林~!!!お前かコラ~!!!!」
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