スタート

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そいえばあの女子達、あと6人って言ってたな。あと誰だ? 俺は席を立って黒板の方に向かった。 「おい拓也!」 秀雄が話しかけてきた。 「あ?」 無愛想に俺はそう返した。 すると机の上に座っていた秀雄が、こちらに歩いてきた。 「よくノコノコと来たな。今なら誰も止めに来ねぇぜ?続きやらね?」 「続き?」 続き………どうせ喧嘩の事だろう。こんな事しか頭に浮かばないなんて、どうしようもないバカだとつくづく思った。 「聞いてんのかよ?おいこら!」 秀雄が胸倉を掴んできた。俺は秀雄を睨みつけながら胸倉を掴んでいる腕をつかんだ。 「ちょっと止めなよ!何でそんな事しか出来ないの!?」 止めに入ったのは委員長の二宮。 赤い眼鏡と高身長が目立ち、女子の中ではかなり高い。正直俺と背が変わらない。
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