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「よっ拓也、ったく昨日は帰りやがって……このサボり魔が!」
浩樹が俺と聖の所に来て俺を叱りはじめた。
この2人が、俺がいつも一緒にいる面子だ。
「すまん、すまん。悪かったな。」
俺はとりあえず謝っておいた。
「ったく~、にしても……まさか渡邊嬢が来てるなんてな。どういう風のふきまわし?」
「んなの俺らに聞くなよ。にしても、相変わらず可愛いよな~」
聖と浩樹が渡邊すみれを見ながら話している。まぁ確かに、黒髪の時も結構可愛かったな……。
「ところで今何時だ?お、もう55分じゃん!全員揃ってる?そろそろ揃わなきゃヤバくね?」
いつの間にかそんな時間になっていたのか……浩樹が言わなきゃ気付かなかった。
そいえば俺は黒板見に行こうとしてたんだった。
俺はもう一度黒板の方に向かった。
そして黒板前の女子達の隙間から確認した。
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