スタート

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「あ、そっか。でも別に決める必要無くね?どうせ皆賛成だって。」 そう言ったのは浩樹だった。 「ちょっと待ってよ!勝手に決めないで!」 しかしそれを覆すように二宮が言った。 「私は反対よ!?なんでこんな馬鹿みたいな事しなきゃならないのよ! ちゃんと多数決とりましょうよ!だからみんな席に着いて!」 「っち……わぁーったよ。みんな座ろ~ぜ~」 二宮の説得?により、浩樹や賢太や秀雄、それから窓に集まってた数名は席に着いた。 「拓也。拓也は賛成だよな?」 聖が俺の肩を叩きながら言った。 「あぁ……うん。一応な。」 「やっぱそうだよな~!やるよな~!」 「そこ!うるさい!」 「ああ、ごめんごめん。ひぃ~怖い怖い!」 聖の最後の一言はかなり小さな声だった。まぁもし聞こえていたらどうなっていたかな。 「じゃあ、時間も無いから早めに決めます。このゲームに賛成の人、手を挙げて。」 スッ 俺や聖、そして秀雄や賢太たち、あと何十人かが手を挙げた。
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