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近藤がそう答えると同時に、近藤の後ろからスーツを着た美青年と、白い清潔感のある綺麗な女性が姿を表した。
青年の方は名前こそ知らないが近藤と一緒によくこの店に来ていた。
着ている服がスーツで無ければ近藤の愛人の女に見えないこともない。そのぐらい整った綺麗な顔立ちをしていた。まさに美青年である。
「いつもの席ですね。空いてますよ。ご注文もいつもので宜しかったですか」
「ああ、そうだ。それと今日はビールでも貰おうか」
店員は少しだけ驚いた。
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