居酒屋“GANJOU”

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更木は一瞬考え込み、 「簡単な仕事の話しですし、気兼ねなくざっくばらんに行きましょう、と言えばいいんじゃないです」 眉間に皺を寄せ、しどろもどろに答えた。 「あんまり、変わらんぞ。それ」 冷たい目線で近藤は言い返す。 「いいじゃないですか。立ち話も何ですから席に行きましょう」 更木は焦りながら答えると奥に向かい出した。 「すまんね、うちの若いのが申し訳ない」 近藤が女性に済まなそうに謝った。 「いえ、いいんですよ。気になさらないで下さい」 「それはよかった。では、我々も行きましょう」
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