「それで?私は何をすればいい?」

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「これでも、驚いてはいるんだがな。…それでも、思い出せないものは思い出せないし、かと云ってこのまま何もせずにいるのも退屈だからな。」 本当に驚いているのかは、分からなかった。 それに、と続けて。 「その聖女、とやらは貴様何だろう?」 じっと見つめられて、蔚音はつまんなさそうに肩を竦める。 『はいはい、その聖女様とやらは私ですよ~』 軽い調子で云うものの表情があまり笑ってはいなかった。 しかしそんな表情もすぐに消えたかと思うと相手に向かってにっこりと笑いかける。 『まあ、簡単に云えばモンスター退治、かな?さっきみたいのを倒していってくれればいいの。』 「そうすれば、記憶は戻るのか?」 『まあ、たぶんね?』
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