だるまさんが掴んだ

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流石にこれ以上虐める程、俺は鬼畜じゃねぇ。 そのままさっさとお化け屋敷を脱出した。 「あんま怖くなかったな。」 「うん…非常口のアレ以外はね。」 「丁度昼飯時だし、飯食うか。」 「うん。空の奢りだったよね。」 「あ…ああ。」 「嘘…だろ?」 ハンバーグ 1550円 カレーライス 1200円 詐欺だろ… 「空…私、自分で出すよ…」 「い…いや、俺が出すって約束だったろ?」 「また今度奢って貰うよ…」 美月が引き攣った笑みを浮かべる。 「…他の店にするか?」 「ううん。色々お店見てきたけど、何処もこれぐらいだったし…」 流石は遊園地…これでも売れるんだろうな… 「わ…私、ハンバーグにしようかな~」 「じ…じゃあ俺もハンバーグにするよ!」 チリン と呼び鈴を鳴らす。 「あーい。どうした?」 適当な女性だな… 「ハンバーグ2つお願いします。」 「…マジでそれでいいんだね…?」 「ど…どういう意味ですか?」 「ハンバーグ2つ入りまーす!」 「ええ!?」
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