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…そこそこ美味しかったな。 値段には見合ってないボリュームだったけど。
「ありがとうございましたー。またの御来店をお待ちしておりまーすっと。」
昼飯を食いながら良い案は浮かんだか聞いてみたら引き攣った笑みで「うん…いっぱい浮かんだよ。」と言われた。
「さ!気を取り直して次行こうぜ!」
「ぎゃああああ!」
「おぉ~」
こここここのジェットコースター恐すぎだぁぁぁ!
横で車に乗ってはしゃぐ子供のようにキョロキョロする美月… すげぇな…
ってええ!? まだ下りますか!?
「ぎゃああああ!」
「おぉ~おぉ~!」
後ろからも「ぎゃああああ!」と叫ぶ少年が。
「ク…君。お…ですよ♪」
彼女連れかぁぁぁぎゃああああ!
よく聞き取れなかったがぁぁぁぎゃああああ!
「…大丈夫?」
「大丈夫…だ…次…何乗る?」
「無理しちゃ駄目だよ?」
「無理なんて…ガクッ…」
「お、ようやくお目覚めですか坊ちゃん。」
真上には美月が。
ってか俺枕持ってきたっけ?
って
膝枕ぁぁぁ!?
「す…スミマセン美月様!すぐに起き上がりますっ!」
「え。大丈夫なの?」
「大丈夫です!ってか女子高生が簡単に膝枕なんてしちゃ駄目だ!」
「…どうして?」
ほんとにこっち系の話には疎いな…
でももうちょい堪能したいかも…
「あ…あの、美月様?」
「何?」
「もう少し膝枕してもらえたら…なーんて。」
「もう大丈夫なんでしょ?」
「あー苦しぃ~…ガクッ…」
「え。空!?」
「美月様何々の膝枕で治るかもー。」
「…膝枕して欲しいの?」
「はい!是非とも!」
「…一回罰ゲームを免除してくれるなら。」
「勿論良いですともっ!」
こうして俺は男のロマンを堪能するのだった…
何このイチャイチャカップル。
でも付き合ってないんだぜ?
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