だるまさんが掴んだ

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「んじゃ、始めるよ。」 美月が木の方を見る。 俺から見ると背中をこちらに向けてるって言うのかな。 さて、進むか。 タンタンタンダン だるまさんが掴んだの詳しいルールは最後に! うわぁ、俺説明上手~☆ タンダン タンタンタンタンダン さて、真後ろまで来たな。 フヒヒ…女子高生が男に背を向けるでない。 俺は美月に抱き着く。 何この恋愛小説。 でも付き合ってないんだぜ? 「…空?」 あぁ~これが女体ってヤツかぁ~ …対象年齢上げるか。 美月って細かったんだなぁ~。 少し力を混める。 「空?痛いよ…」 「…美月っていつも手とか冷たいよな。…平熱どんぐらい?」 美月…全然同様してないな。 俺は抱擁してるけど。 「平熱?うーん、35度4分ぐらいかな。」 低っ! 「俺が温めてやるよ。」 俺きめぇ… 「もういいよ…」 「まだ駄目だ。」 貴重な体験だからな。 「じゃ、さりげなーく。捕まえた。」 「美月の勝ちだな。」 「罰ゲーム…だね。」 一体どんな青春の罰ゲームを与えてくることやら… もっと抱いて… とかなら大歓迎だぜ。 「アレ。一緒に行こ。」 「…は?」 美月が指差すのはバンジージャンプ。 俺、実は高所恐怖症何だけど。 「罰ゲームは絶対だよ。…一部を除いて。」 「…あれはその一部だ!」 「ううん。アレは罰ゲームの範囲内。…と言うより嬉しい罰ゲームじゃない?」 「嬉しくねぇ!」 こうして、俺の青春の1ページは幕を閉じた。
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