追及ダウト

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「…ルールは分かった?」 「ああ。」 「じゃあ、今回の罰ゲームは?」 「そうだなぁ…」 女の子に罰ゲームって言われるとあっち系しか出てこねぇ… しかも普段色気の無い美月にだからな… …俺も男だっ!! 「負ける度に服を一枚ずつ脱ぐってのはどうだ?」 「いいよ。じゃ、始めよっか。」 美月がカードをきり始めた。 まったく。こんな罰ゲームにあっさり了承する女の子が居るかっての。 美月ぐらいだろ… ま、そんだけ自信があるんだろうけど。 因みに舞台は放課後の学校。 教室には俺らしかいない。 …俺らは帰宅部に分類されていまーす!! いつの間に観客共… 罰ゲームが聞こえたか? 部活サボってまで見に来るぐらいだし、男ばっかだし… 「頑張れー空ー!!」 「言われなくてもっ!」 美月がカードを配りはじめる。 「俺、緊張してきたぜぇ~」 こっちの方が緊張するわ!! 「さ、始めよっか。」 「おうよ!」 「…先攻どうぞ。」 丁度1のカードが2枚あるし、先攻貰っとくか。 「よし、1。2枚。」 「…2。1枚。」 一枚じゃ嘘かどうか分からんな… …あれ、3ねぇじゃん… 畜生、もっと考えて先攻貰っといたら良かったぜ… …適当に4でも出しとくか。 「3。1枚。」 「…ダウト。」 な…何だとぅ!? 「追及。4…かな。」 いきなり新ルールを使って来やがったか… 「当たり…だね。」 畜生… 「山札から10枚と服一枚。」 二人プレイだから手札7枚と山札がある。 何故7枚なのかを聞くと「私の手に収まる限界の枚数だから。」らしい。 教室で半裸でダウトする男って… 「男の裸になんて興味ねぇよ!!」 黙れ!!部活行きやがれ!!
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