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次の日…
「おぉ…」
「わぁ…」
観客が歓喜の声を漏らす。
廊下をスカートを押さえた美月が歩いてくる。
「よぉ美月。どうしたんだ顔真っ赤にして。」
俺流からかい術。
「す…スースーするよぅ。」
ぐほっ…!
「だからってスカート押さえんな。目立つぞ?」
「で…でも…」
「…しっかし、やっぱ脚綺麗すぎだろ。」
「あんまりジロジロ見ないでよ…」
美月が教室の扉を開ける。
お喋りしていた人々が黙る。
「おぉ!美月!やっとミニスカになってくれたか!」
美月の友達の佐々木…なんだっけ。名前忘れた。
佐々木が美月の前に座る。
「しっかし、こんな綺麗な脚なんで今まで隠してきたのぉ~?」
「明日からまた隠すけどね…」
「ってか短パン常備じゃーん。…脱がせていい?」
頑張れ佐々木!!
「駄目。」
「えー。なんでー。男子には見せないからさ♪」
「それでも駄目っ!」
佐々木が美月の体操ズボンもとい短パンを掴む。
バコッ
美月が鞄で佐々木を叩く。
「せーとーぼーえーだからね?」
「少年…後は任せた…ぞ…ガクッ…」
「佐々木様ぁぁぁ!」
美月が席につく。
「あ、空ー。」
「違うよね~?」
「…お兄…ちゃん。」
周りの視線が殺意に変わる。
「どうしたんだ我が可愛い妹よ。」
「空の机の中。ゴキブリ。」
「…え?」
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