179人が本棚に入れています
本棚に追加
スバルside
お兄ちゃんは私を抱きかかえ、空へと飛んだ
「うわ~~!!」
私はそれまで、何時も眺めていた星空の美しさに歓喜の声を上げた
『綺麗か?』
私は迷わず、
「うん♪」
『そっか♪』
お兄ちゃんも私の意見に賛同してくれた
私は何時も見ている空がこんなにも近く、それでいて美しいと思った。それと同時に守りたいとも思った
『ほら、着いたよ』
私がそんなことを考えているうちに避難所に着いたらしく、私を優しい下ろしてくれた
『じゃあな♪もう、危ない真似すんなよ?』
それだけ云うとニコッと笑顔を見せて行ってしまう。私は思わず叫んだ
「あの!」
『ん?どうかした?』
「お兄ちゃんの名前は?」
ただ、それだけが聞きたかった
『おいおい、先にお礼が先だろ?』
「あっ…」
お兄ちゃんは、ニヤニヤしながら答えた
『管理局の紅狗…黒崎焔一等空尉だ!覚えときな♪』
それだけ云うと私と正反対の道を歩きながら手を振ってくれた
最初のコメントを投稿しよう!