第一話

2/11
前へ
/42ページ
次へ
某ミッドチルダ付近 「おい!こっちに人手を回してくれ!」 管理局の男性が慌ただしく叫ぶ 今、此処で大規模な火災が起きている。私やなのは、フェイトにはやてもかり出されている 『建物内に逃げ遅れた人が居るか見てくる』 「黒崎一等空尉、お願いします」 『《すまん、なのは来てもらえるか?》』 この世界にしかない念話を飛ばす。思ったことを念じるだけで相手に伝わる優れものだ 「《了解!急ごう》」 俺たちは急いで建物内に入った。 中には人が誰もいなく、管理局の迅速な避難活動がわかる。 だが、 『(あれは…バリア!?まだ人が居るのか?)』 近く駆け寄ると、紫色の髪の少女が倒れていた。 『大丈夫か!』 「うっ…」 幸いにも外傷もなく、体内の酸素が少ないだけだ 『《なのは、多分この子で最後だ。引き上げよう》』 「《分かった、今からそっちに向かうよ》」 『もう大丈夫だから』 「ス……バル…が」 『スバル?……《はやて!避難者の中にスバルって名前の人は居るか?》』 「《えっ?ちょい、待って~な………居らんけど、どうしたん?》」 『いや、何でもない』 胸騒ぎがする… 「お待たせ~」 『なのは、すまないがこの子と先に避難してくれ』 なのはが来て早々、少女を預け建物の奥に向かった 「ふぇ!?ちょっと!焔くんどこ行くの~」 なのはの声が届く前に行ってしまった
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

179人が本棚に入れています
本棚に追加