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卒業式だけにみんな静かに廊下に並んでいた。
俺はこういう雰囲気があまり好きではなかったが、そこまで空気が読めない男ではない。
俺は隣に並んでいた賢真に話しかけた。
｢卒業式っていつ終わるんだ？｣
｢うーん...多分午前中で終わるべっ｡てかお前早く例の事終わらしてドキドキなくしたいんだろ？｣
｢だ、だってよー｣
賢真からしては俺の事はお見通しなんだろう。
そして、賢真は“まぁ頑張れよ”と言って先に式場へと向かってしまった。
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