鈴木の謝罪

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  「ん?」という声と共に首をかしげる涼介くん。 いやいや、今あなたがラッキーって言ったんじゃないですか。 「…………言わなきゃダメ?」 そんな可愛く聞いたって引き下がらないよ涼介くん。 なんだか無駄に問いただしたくなって、しつこく聞いてみることにする。 「うん、教えてよ」 「やだ」 「教えて」 「やだ」 「涼介くんってばー」 「やだ」 「やだ」の一点張りってどういうことだろう。 なんなんだ、涼介くん。 変なとこでわがまま言うな。 くすっと僕が笑うと、 眉間に皺を寄せるとそのまま寝る体制に入ってしまった。 おいーここで、このタイミングでか。  
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