ダーク涼介くん

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  隆之介くんと一緒に教室に戻ってくると、 僕の席で寝ている男の子がいた。 それは紛れもない僕の好きな人で。 キャラメル色でパーマを当てた髪の毛は、 どうしようもなく涼介くんに似合っている。 「涼介くん、涼介くん」 「……」 「…無視?」 「…………」 あれ、なんだか今日はおかしい。 いつもなら「んー?」とか言って笑いかけてくれるのに。 「涼介くんってば」 「何」 「…………え?」 不機嫌極まりない。 ダーク涼介が君臨している。  
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