阿呆‐安×双‐

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今日の任務で双夢は軽い怪我をした。一瞬のミスが原因。左腕を狙われて体制を崩した時に別の敵に狙われた。 安斎が近くにいたからよかったものの、そばに居なかったら…と思うと悲惨な結果が訪れていただろう。 「双夢はん……傷は痛むんでしょうね。これだから無茶せんように言うたのに」 「気つけたつもりやったんやけどなぁ?でも、今日はあんがとさん!!安ちゃんい~ひんかったら、俺死んどったわ」 こんな会話は日常化してしまった。いつから任務をこうやってこなしてきただろう。 ある時はお互い瀕死で ある時は部下を失い 死の恐怖は何度も味わってきたというのに 安斎は双夢のほっぺたを、ぎゅーっとつねった。 「なにすんのや!!痛いわ」 とムッとする双夢に 「阿呆」 そういって頭をくしゃくしゃと撫でまわした。 いつまでこうしていられるのだろう……なんて考えては、すぐにそんなこと忘れようとする。 →
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