阿呆‐安×双‐

3/3
前へ
/89ページ
次へ
こうやって「阿呆」と言って 双夢をいじめると安心する でも…たまには… 「双夢はん」 やけに真面目な顔で安斎が呼ぶから驚いて口が開いたままの双夢。なんやなんやと焦っているのが伺える。 「あんさん、ほんま生きててよかったわ…」 「!!!」 そんな言葉をいう安斎がよほど珍しかったのか、ただ照れただけなのか双夢は顔を手のひらで隠した。 「なんや…こっぱずかしい…。そないなこと言うキャラちゃうやんか…バカ」 「阿呆ですね…これでも心配してはるんよ?双夢はんは危なっかしいさかい」 たまにはこうやって、普段言わないことを言うのも悪くないかもしれない。
/89ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加