昔、声が出せない少女が道を歩いて

プロローグですってばよ

今日の天気は快晴。僅かな雲も見当たりません。

ぼーっと空を眺めてた私が、頭の中で呟くと、ポケットに入ってる『魂』が急に暴れだした。

(わ！？ ちょ、どうしたの？……あぁ、もうそんな時間か。)

そろそろ『返す』時間だと気付いた私は、『魂を吸収して空が飛べる体質にする。』

あ、羽は生えません。鳩胸は欲しいです。

(さぁ行くよ！ そんりゃあああ！！)

そんなおっぱい大きくならないかなー的な願いは空を飛ぶ事によって一瞬で忘れ、目的地に向かいつつも空の世界をエンジョイしていた。