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歴史に刻むのは
彼等が生きた戦いの証
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《さようなら、ミーシャ》
幼き日、エレフには空を往く鳥が何よりも自由に見えた
だが、この世界に自由などないと知った
そんな彼にある声が降り注ぐ
《ヤァ 息仔ヨ》
『誰だっ!!?』
頭に直接響く声
自分の中にもう一人いる…
《失ゥコトノ 耐ェ難キ痛ミニモ
モゥ慣レタカィ?》
失う? 痛み? 慣れる?
今更関係ない
何もないのだ
お父さんもお母さんもミーシャも…
全て失った
私にはもう 希望など残されていないのだ
《ナラバ…
我ガ 力ヲ貸ソゥ》
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