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「それよりジャックはそこで何してたの?」
とRISAは訊いた。
「あんたから逃げてたまたま入ったからそこでどんなんか覗いただけだ」
と答えた。
もちろん嘘だが。
「とりあえず教室に帰ろ!」
とRISAが腕を引っ張ってきた。
「はいはい」
と渋々了解し教室を出ようとしたその時だった。
何かが近づいてくる。
しかも確実に。
佑介は足を止めた。
「どうしたの?」
とRISAが声を掛けたが佑介は何も答えなかった。
佑介はひたすら集中した。
「何か」はどこから来る……
後ろか?
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