運命的な出逢い

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俺は急いでコンビニに向かうため学校を後にして走り出… ガリッ …そうとしたら何か足元に違和感が? 「な…なんだ?」 俺は足元を覗いて踏んずけた物を確認すると…真っ白な指輪が転がっていた。 真っ白といっても踏んだせいか所々土がついて少し汚くなっちゃったけど。 俺はそれを拾ってよく見てみたが、なんというかメチャクチャ綺麗だった。 いわゆるパール柄っていうのだろうか?なんだか宝石みたいで、ずっと見ていても飽きない不思議な魅力があった。 と、そこで俺の中に一つの欲が生まれた。 「……これ、欲しいな…」 いやいやダメだろ高坂真琴! 曲がりなりにも人様の物だぞ? あの物欲の塊である母親ならいざ知らず、常識と良心の申し子であるこの俺がデザインがカッコイイからって持っていっていい理由にはならないだろ!  
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