運命的な出逢い

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(いいじゃんいいじゃん!泥棒上等!今なら誰も見てないから余裕でパクれるぜ?) お、お前は俺の中の悪魔!?早く引っ込めよ!俺の評価が下がるだろうが! (なんて浅はかな考えなんでしょう…) おぉ、お前は俺の中のゴッドオブ良心、天使じゃないか!早くあのアホを止めてくれ! (悪魔さん?) (な、なんだよ…) そうだ!いけいけ天使!悪魔が怯んでる今がチャンスだ! (悪魔さん…あなたがやらせようとしているのはとても幼稚な行為です) いいぞ!天使ちゃんまじ天使! (いいですか?あなたが進めていたのは窃盗です。窃盗罪を犯した者は、刑法235条により、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられるんですよ?…もちろんご存じですよね? まぁこれを知らないで進めていた。なんて無知をひけらかさないで下さいね?仮にも宿主は一緒なんですから) …あれ?天使…さん? なんか違う!?俺のイメージでは天使はもっと優しくて慈愛に満ちていたはずなのに。 (い、いえ……あの…すいません…知りませんでした) 悪魔に至ってはさっきまでのハイテンションはなくなり、上司に怒られてただひたすら謝る平社員みたいになっていて… 「もうやめてあげてー!!悪魔半ベソかいちゃってるから!」 とゆうか今の天使の情報は俺は一体いつ記憶したんだ?  
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